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恋は夢幻 儚く散る夢の中何想う…
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少しづつ私は彼を避け始めた。

休み時間いつもならお互いに約束もないまま
渡り廊下で「よっ!」ってして話してたりしたのに。

その場所を避ける様になった。

これ以上他の女の子の話しで笑う貴方も
寂しそうな貴方も
見たくなかったから…

それでも時々顔だけ覗きに行ってた。
暇そうに1人でソコにいる貴方を見て
その場をそっと離れてた。
どんな態度で今まで話してたのか思い出せなくて


先輩の卒業間近まで私は逃げてしまったね。


必要以上に部活を出たり
いつもなら裏門から帰るのに
グラウンドから見えない様にと正門から帰る日々だった。

そして
彼の好きな先輩の卒業式の数日前


わざわざ貴方は私を探してくれたね。
話しがあるからと呼び出された。



久し振りだね、なんかw

頑張って笑顔で言った私に彼は正直に突っ込んできた。


オレの事避けてたの?


……。
認めてしまえばよかったのかなぁ。

今まで見たことない程に悲痛な表情に
思わず口をついたのは「ウソ」だったね。


避けてなんかいないよ~(苦笑
タイミング合わなかっただけでしょ?
最近女友達とつるみまくってたしアタシw
なんだよ~
寂しかったのかよ(笑



素直に「うん」と言われるとは思ってなかったよ。
ちょっとびっくり。

それでも友達としての寂しさなのは分かってたけどね。



話したい事ってその確認だけでは終わらなかったよね。



先日、先輩に最後の告白をした事。
結果はやっぱり玉砕だったけど、
少し悔いはなくなったんだと爽やかに話してくれた。
そして もうひとつ。
卒業まで一緒にバカ出来なくなったからと…
そんなに遠くはないけど学区が変わる距離に引越しが決まったと・・・・・・・
だから
引越しまでは一緒につるんで笑って過ごしたいんだってお願いされた。




ワカッタヨ。



学期終了し、休み中には引っ越すことになってたらしい。


その日からまた約束こそしないままに
昼休みや帰宅を一緒にするようになった。



友達のままで








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