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恋は夢幻 儚く散る夢の中何想う…
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※夢幻恋想※へご訪問頂きありがとうございます

注意事項を先にお知らせします


著作権は放棄しておりません
無断持ち出しや転載はしないでください。

☆基本的にリンクはフリーですが一言頂けると喜びます
(相互希望の方は必ずコメントに記入お願いします)

☆記事にそぐわないコメントなどを見つけた時は独断で削除させて頂く事もございます。
営利・商業目的やアダルト系など

また何か思い出しましたら追記していくと思います。
とりあえず上記3点が最初にご理解頂きたいことですのでよろしくお願いします。




- ご挨拶 -

当ブログは恋愛小説もどきです。
小説と呼ぶにはつたないものだと思いますので(苦笑

登場人物に関しましては名前を用意してません。
なので名前を用いる場面では管理人自らの「雫」の名前を使用していきます。
『私』『彼』『貴方』『アノヒト』『(イニシャル)』
などが基本になると思うので、
少しでも共鳴できる部分があった際にはどっぷりと浸って頂ければと思います。


ハッピーエンドがお好みの方はどうぞ読まずに素通りして頂いて結構です。
現実(リアル)は決して甘いだけじゃない。
幸せになるためにいつくも涙を乗り越えるんだと思います。

此処はその「涙」を拾い集めて書いていく場所。


少しでも一緒に歩けるように
別々の話しもすべてがひとつで繋がるように
主人公と一緒に振り返ってください。
初恋から始まる物語


貴方はいくつの恋をしましたか
貴方はいくつの涙を越えましたか


一緒に幸せ探しの旅にでませんか


- 追記 -
(2007/11/13)
当ブログは初めてお越し頂いた方に読みやすくする為
『古い記事』からの表示形式になっております。

『初恋』を書き終えて
カテゴリは1作品づつ割り振られて行きます。

大人の恋に進むまで
何個まで話しを書けるかは分かりません。

ですが確実にカテゴリ=作品数と言う意味では今後増えていく予定です。
同時進行で書く作品もあると思うので
増えた際に読みにくさを解消すべく
今後も応援してくださる方へのお願いとして
読みたい作品のカテゴリをまずは選択して頂ければ幸いかと思います。
そうして頂ければ
読みたい作品のみの1話からの表示となりますので
多少は混乱しないと思われます。

マメに来て頂いてる方については
新着記事から選んで頂いても問題はないかと思います。

今後も愛読&応援よろしくお願いします。


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『※ 夢 幻 恋 想 ※』
雫-SIZUKU-

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初めて人を「スキ」って思ったのはいつだっただろう。
遠く遠く振り返る…

そうだ
まだ小学生低学年の時のあの子
少し色黒で笑うと真っ白い歯が爽やかだった。

あの子が私のスタートだったね。
臆病で
見てるだけで

でも
初めて出逢った
「スキ」








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(C)SIZUKU

いつから意識したんだろう。
気づいたらあの子を目で追ってしまう。

まだ幼い初めての恋は見てるだけで精一杯だった。
おまじないの本などを見つけては、友達と情報交換をしながら自分に合うおまじないを実行した。

気持ちが伝わるおまじない
両思いになれるおまじない
ライバルを蹴落とすおまじない

ありとあらゆるおまじないに手をつけた。


でも
気持ちは通じないまま。


小学校1~2年の間はクラスが一緒だったからスグに見つけられた。
3年生になりクラスが離れてしまって
顔を見れない日もあった。

それでも他の子にときめくコトもなく
数年間ずっとその子だけが好きだった。


友達には好きな人を教えていたから
チャンスがあると声をかけてくれた。

そのチャンスを私はいくつ逃がしたんだろう
きっともう本人にも気づかれてたんだろうけど
必死で隠した。



振られるのが怖かったから。



一緒に遊ぶコトもない。
そんな遠い距離にいる私を好きになってくれなんて言えないよ。
まともに会話すら出来ない。
告白なんかできないよ


好きなあの子の名前で埋め尽くしたノート。
何冊なったかなぁ
青いペンで1冊全部好きな人の名前を書き続ける。
最後の1ページだけ
自分の名前で埋め尽くす。

ねぇ
何冊ためても両思いになれないよ

ねぇ
想ってるだけじゃ
見ているだけじゃ
傷つくことも少ないけど
得られるものもないみたい。


あの子と話がしたいな…
あの子と一緒に帰りたいな…


いいな…
楽しそうに話してるのをただ見てた
私じゃない女の子とふざけてるのを
ただ ずっと。







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(C)SIZUKU



小学校4年の終わり。
ただ見てるだけが悔しかった。

勇気が欲しかった。

2月
チョコレートを買ってきた。
型に流しいれるだけの手作り

それでも気持ちだけは込めて


バレンタインデーの当日。
怖くて恥ずかしくて
渡せないまま時間だけが過ぎていく。

見るに見かねて友達がチョコの橋渡しをしてくれた。
弱虫だな…私。


反応が怖くて近づけなかった 彼の教室。
放課後になってざわつく中で
冷やかされてる姿が視界に入る…


どうしよう…
私のせいなのかな?
悩んでしまって足が動かない。

彼が私の姿を見つけた。
ちょっと怒ったような顔をして

「いらないから返す!」

そう言って1クラス向こうの廊下からチョコを滑らせた。
屈んで拾うには遠すぎる位置で私のチョコがぽつんと落ちてる。


これが答え?
その場を逃げ出したい気持ちで一杯なのに今度は恥ずかしさで思うように動けない。
女友達がチョコを拾って私に渡す。

今にも泣きそうな顔になってたんだろうな、私。
チョコを突っ返した後で彼は自分の教室へと消えていた。


知らない場所で捨てられた方がマシだったよ。
そんなに重い気持ちなのかな。
ただ渡したかっただけなのに。



手渡されたチョコを鞄にしまい
重い足取りで家に帰った。



ママが無邪気に私に訊ねる。


「チョコは渡せた?^^」


その言葉と共に涙が溢れ出して止まらなくなった。







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(C)SIZUKU

泣きじゃくる私をポンポンと背中を叩きながら慰めてくれるママ。

ただ悲しかった。
突き返されたチョコレートを捨てようかと思った。

男の子は子供なのよ。
恥ずかしくてきっとそんな行動取っちゃっただけよ。
ママ、そのチョコ欲しいなぁ

行き場の失ったチョコレート。
捨てるならあげてももういいよね。

慰められても受け取ってもらえなかった心は泣き虫だ。

じゃ、あげると泣き腫らした瞳のまま笑顔で渡してみたけど
バレンタインなんかもう嫌い。
そんな気持ちで一杯になった。


何もなかった様にその後は過ごした。
元気だけが取り柄の様に振舞った。

気にしてなんかやるもんか
もうあいつなんか好きじゃない!


あいつも何事もなかったかの様に友達と遊んでる。


そんなもんだよね。
気にしてなんかくれないんだよね。


ママのウソツキ。
照れ隠しならもっと意識してくれてもいいじゃない。
何も変わってなんかいないじゃない!


さみしいな。
コッチ見てくれないかな。



- 1ヵ月後 -

ママからキャンディーをもらった。
彼からだよ…と。




どうゆうこと?

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