忍者ブログ
恋は夢幻 儚く散る夢の中何想う…
| Admin | Write | Comment |
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
フリーエリア
最新コメント
[12/21 森崎ひなひ]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
雫-sizuku-
性別:
女性
バーコード
ブログ内検索
カウンター
広告
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

アレは恋だったのかな。

気づいたらなんとなく心が泣いた。
通り雨の様に
あっという間に去っていった気がする気持ち。

友達と好きな人の境界線ってドコなんだろう。
探してる間に終わってしまった物語。

でも
一瞬だけでもきっとアレも恋だったのかも知れないね。


中学2年のクラス替え。
問題ありそうなメンツ。
アイツはアタシの斜め隣の席だった。





ブログランキング参加してます。 
1クリックで投票になりますのでよろしくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ 



『※ 夢 幻 恋 想 ※』
(C)雫-SIZUKU-

PR

新学期が始まり
新しいクラスメートと溶け込む時間。

最初は出席番号順に並んだ席順で
気づけばアタシの後ろの席の女子と
アタシの隣と斜め後ろの男子
その4人で話してることが増えた。

アタシの隣は少し前に喧嘩した相手。
クラスが一緒になった事でわだかまりを消して友達感覚になった。
ソシテ
斜め後ろのアイツ。

当たり障りのない笑顔。
さりげない会話。
なんでもないはずなのに
何か昔を思い出させた。

昔と言ってもまだそんなに生きてないのにね。
甘い痛みを思い出した。

好きになるのかな。
友達なだけかな。
よく分からないや。

なんとなく好きな人は今居て
だから
友達で終わりなはずなのにね。

なんだろう。
懐かしい胸の奥に響く音は…



ブログランキング参加してます。 
1クリックで投票になりますのでよろしくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ

数ヶ月が経つ頃には
自然と4人でつるむ時間が増えてた。

その頃アタシの好きな人は他のクラスで…
喧嘩口調でしか好きな人と話せなくて
ため息が増えてた。

部活はマジメに出てたアタシ。
家が窮屈に感じてて帰りたくないから逃げてたんだけどね。
文化部だからなのか名ばかりの幽霊部員が多かった。
アタシは毎日の様に鍵を借りて部室に1人で時間を過ごした。

下校時間ギリギリまで
毎日。

マジメに部活動をする日もあったし
誰も来ない日は好きな人のコトを考えたり
……
心配してくれたのか
4人の中の1人。
斜め後ろ席のK君が時々顔を出してくれてた。

丁度部室は校舎の裏側に当たる場所を使ってて
K君は校舎裏近くのテニス部。
でも死角になってるから見えるわけじゃないのにね

時々
顔を出してくれた。

また1人かよ(笑
って、気づくと時間を一緒に潰してくれてた。

部活に戻って怒られるんじゃないのかな?って心配もしたけど
笑って「慣れてる」と言ってくれたのが嬉しかったよ。


友達っていいもんだね♪
そう思ってたんだ。
ずっと。

ダッテ
好きな人はK君じゃない。

そう思ってた…。







ブログランキング参加してます。 
1クリックで投票になりますのでよろしくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ

ただ日々は何事もなく過ぎて行った。

いつも優しく顔を出すK君の姿も変わらずに
家が窮屈な話も少し零した。
好きな男の子の話も…
聞いてくれた。

ほらね。
こんなにアタシ達は友達だよね。


ある日クラスの中の一部で噂が飛んだ。
K君が好きな女の子がYちゃんだと。
その場に居たK君は笑って「勝手な想像で物言うな」って反論してた。


その日。
いつもの様に顔出したK君に何となく聞いてしまったの。

勝手な想像なんだ?

K君の答えは

当たってたけどね(苦笑
ナイショな!!

コレで好きな子お互いに知ってるからおあいこだよって
いつもの笑顔ではにかんでた。


そっかー。
好きな子居たんだぁ…


そっかぁ…
おかしいね
ちょっぴり寂しいみたい。










ブログランキング参加してます。 
1クリックで投票になりますのでよろしくお願いします
にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説へ

 


Copyright c ※ 夢 幻 恋 想 ※。。All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog / Material By 御伽草子 / Template by カキゴオリ☆
忍者ブログ [PR]