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恋は夢幻 儚く散る夢の中何想う…
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中学生にあがると同時に引越しをし
小学校時代の友人は誰も居ない新しい世界になった。

みんながみんな初めまして。
どんな中学時代を送れるのだろう。
どんな出会いが待ってるんだろう。

期待と不安が半分づつ。


入学式を無事に迎え
自己紹介。

何を言ったのかは覚えてないけど
自然と友達は出来ていった。

学校に行くのが楽しかった。
友達と会えるのが楽しかった。

好きな子はまだ出来なかったけど…
中学1年の自然教室のあの日まで
ただ友達と過ごすだけで幸せだと思ってた。

出会いがあるまで
ずっと







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『※ 夢 幻 恋 想 ※』雫-SIZUKU-

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中学1年の自然教室の前日。
私は風邪で学校を休んだ。

翌日なんとか熱は下がったので自然教室へは行けたものの
運動は避けた方がいいだろうとの事で登山は断念した。

自然教室参加者の中で登山をしなかったのは4名。
私と他女子2名と男子1名…


自習と呼ばれる待機中に監視の目はまったくなかった。
先生方もほぼ出払っていたのでまさに自由時間。


退屈で退屈で4人で集まって遊んだ。
女子2名はお月様。
私は病み上がり。
男子1名は足の怪我。

ドコまでも子供な私達は自分達の体調を忘れ
目の前にあったテニスコートで勝手に遊んだ。

楽しくなってきて病みあがりな事などすっかり忘れた。
彼はびっこ引きながらも言いだしっぺだったせいか1番はしゃいでた。
女子達もみんな笑顔になっていた。

彼が生み出した空気。
ただ待ってるだけでつまらない時間を
笑顔で飛び跳ねる元気をくれた。

4人は当たり前の様に仲良くなった。
みんなが戻ってきてからもなんとなくつるんで遊んだ。

たった2日間の自然教室。
その間4人はよく一緒にいた。

彼と話すのが楽しかった。
バカ言って
自然にふざけられる事がこんなに楽しいんだって事を初めて知ったかの様に…


きっとこの2日間で恋に落ちたのかも知れない。

通常の生活に戻り
クラスが別の彼とはつるまなくなったけど
それを寂しいと思った。


寂しいと思った時
自然と足は彼のクラスへと向かっていたから…

好き
なのかな?









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(C)SIZUKU

すこしづつ
ただの喧嘩友達になって行った。

周りが冷やかすからクラスにくんなと怒られた。

「知るか ばーか。」

『バカはお前だろー』

そんなあほな口げんかな毎日だったけど
本当にお互いに嫌って言ってるんじゃないのが伝わりあってたのか
日課の様に言い合った。

ある日。
彼が不機嫌だった。
どちらかと言えば柄は悪い方だったから…
彼のクラスの子が私を呼びに休み時間に訪れた。

なんとかしてくれないか と。




なんとかって…どうしろって言うのよ。
とりあえず
何も知らないフリで彼の所へ遊びに行った。

いつもよりもトゲのある言葉。
少しだけ凹んだ…


次の瞬間にちょっとだけむかついて怒鳴ってた・・・(苦笑

アタシにあたんなーーーーーーーっ
男らしくないなーーーー
もう知らないからね! 勝手にしろ!


言うだけ言ってクラスに戻ろうとした時
彼が走ってきた。


ごめん。


その一言だけ聞くとチャイムが鳴った。
教室に戻らなくちゃと行く時に彼の顔を見上げたら
少し元気がなさそうで…


思わず軽く笑ってしまったよ。

「昼休みにゆっくり話そ(笑」

じゃあねと笑顔を見せたら
彼も安堵の表情で後でなと教室へ戻って行った。


しょうがないなーと思いながらも
何故かその後顔がニコニコしながら授業を受ける私の姿があった。










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お昼休みになる前に
何度か短い休み時間を迎える。

彼のクラスの子が私の所にお礼にきた。
凄いね!
あの後からアイツおとなしくなってたよ!

…効果あったのか。
私だから出来たんだよと周りが言う。

でも私は友達の域を超えてるとは思えてなくて
嬉しくもあり
チョットだけ切なくもなった。


昼休みになって彼とスロープ広場で腰かけて話し込んだ。
荒れてた理由や

………
好きな人がいる話。


私じゃない人の話し。
少しだけ苦しかったな…

だって
だってね
少しだけ特別な位置になってこれたのかもって
ちょっと錯覚しちゃったんだもん。

期待しちゃったんだもん。


でも私じゃなかったね。
彼の好きな人は1個上の先輩。

相手にしてもらえてないけどいつか振り向かせたい
そう熱く語れる彼が羨ましかったな。


応援するねw


きっとまだソコまで私は好きじゃないはず。
気持ち伝えられない程度の思いなんて軽いはず。
痛みが走ったなんて…
きっと 気のせいだよ・・・ね。








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彼の好きな人の話しを聞いてから
前以上に一緒の時間が増えた。

学校の帰りは基本1人だった私。
サッカー部の彼のいる校庭を横切りながら裏門から帰っていた。

あまりマジメに取り組んでないのか私の帰宅を見つけると駆けてくる彼
少し待ってて 俺も帰る
と…。

週の半分は一緒に帰るようになった。
なんでもない話をしながら
2人で笑いながら歩いていた。

そんな姿を見て周りは前以上に冷やかしてきた。

LOXE×2だねぇ♪


…全然そんなんじゃないのに。
好き
だと思う気持ちはまだ蓋をしたままだから。


時折好きな先輩の事を話す彼の顔が羨ましかった。
今日話せたんだって嬉しそうに話す事も
また軽くあしらわれたと拗ねてる顔も
全部私にじゃない事がただ悲しかった。


ある日。
帰宅した後でもう1度出てきて遊ぼうって話しがでた。


2人でいいの?
期待しちゃうよ。
私と居て楽しいんだよね?
だから誘ってくれたんだよね?

どうしよう。
友達でいようか
告白してみようか

迷いながらも笑顔で帰った。
服を漁って
親におかしくないか確認して

デートなんだ?って親にまで冷やかされた。


まだ違うんだってばー><


でも心は正直だね
早く出かけなくちゃと胸の鼓動が早くなる。
ドキドキ ワクワク
止まらない








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